次のチェック項目は見出しタグと同じように、文章の構成を表す役割を持つ段落タグです。
段落タグは文章中の内容的なまとまりを示す要素になります。
ページ内のいくつかの文章を段落分けするときに、〈p〉タグ(pタグのpは段落を表す「パラグラフの略」)を使って段落全体を囲むと一般的なブラウザで見たときに、段落分けされ、行間に1行分の余白が入ります。
段落の書き始めの部分、つまり、段落タグのすぐ後ろに記載したキーワードを、検索エンジンのロボットは重要視すると考えられています。
もしライバルページが、段落タグのすぐ後ろに上位表示を狙っているキーワードを記述しているようであれば、自分のページも同じようにできないか検討する必要があるでしょう。
また、ライバルのホームページが段落タグを使っていない場合もあります。
段落タグを使用しなくても〈br〉タグで改行できるので、改行タグを使用することによって段落分けをしているのです。
改行タグは、段落タグなどとは違い、HTMLの最適化には何の関係のない、単純に改行を表すための記述になります。
ですから、ライバルのホームページが段落タグを使用していないのなら、あなたのホームページには適切に盛り込んでいきましょう。
また、文章の構成を表す役割を持つタグには、リスト項目や箇条書きを表すリストタグがあります。
段落タグの改善のあとは、このリストタグをチェックしていきましょう。
通常、文章内でリスト項目や箇条書きとして使われるキーワードは、その文章内でも重要度が高いと判断できるので、リストタグの中に書かれているキーワードも、検索エンジンのロボットは重要視しています。
なお、リストタグの利用法ですが、リスト項目として表示したいテキストを〈li〉タグで囲んだ上で、リスト項目全体を〈ul〉タグ、もしくは〈ol〉タグで囲むように記述します。
〈ul〉タグは、リスト項目に順序を付けない場合に使用し、〈ol〉タグは、リスト項目に順序を付ける場合に使用します。
〈ol〉タグを使うと、1、2、3というように番号が表示されます。
このリスト項目も、改行タグで改行して、テキストで1、2、3……というように作成しているホームページをよく見ます。
あなたのライバルホームページがそういった記述をしているかどうか、チェックすることを心がけましょう。