SEOのライバル探しのために、まずは上位表示したいキーワードを選定します。
キーワードが選定されていなければ、そもそも誰がライバルかわからない状態といえるでしょう。
勝負したいキーワードで検索したときにあなたの会社のホームページより上位に表示されたホームページがライバルになります。
本来のSEO対策を行う目的は、どんなキーワードでも頑張って上位に表示させるということではなく、あくまでもあなたのホームページに最適なアクセスを集めるということです。
たとえば、目的が同じでも、キーワードによっては、ライバルページがさほど強くなかったり、そもそもライバルページが少ないなどの理由で上位表示が簡単で、かつ、売上がどんどん上がるようなキーワードもたくさんあります。
日常のビジネスでも、競合のいない場所を探して商売を行うことは、効率的に売上を上げるためには必要なことだといえるでしょう。
インターネットビジネスでも同じように、競合の少ないキーワードをしっかりと選んだ上でSEO対策を行うことが、効率的に売上を向上させるためには重要なことなのです。
会社の「業種」や「販売しているもの」などをキーワードに選定しようと考える人は多いと思います。
たとえば、あなたのホームページが中古車販売業者のホームページならば、「中古車販売」「車販売」「中古車買い取り」などがキーワードとして真っ先に思いつくでしょう。
このとき、間違っても「車」などというキーワードにはしないようにしましょう。
「車」という単体のキーワードには、「中古車を買いたい(売りたい)」という人以外も集まってきます。
たとえば「車の写真が欲しい」や「新車の値段を調べたい」という欲求を持った人です。
それに加えて、このようなキーワードでは、新車専門店のホームページや車の写真のホームページもあなたのライバルページとなってしまいます。
売上につながらない訪問者も招き入れ、さらにライバルも増やしてしまうと、せっかくのインターネット集客の意味がなくなってしまいます。
あなたの商品や会社を、知りたい人だけに知らせるというSEMの価値が薄れてしまい、これではチラシのポスティングなどでの不特定多数に向けた宣伝となんら変わりがありません。
ですから、キーワードはあなたの会社の商品やサービスに興味を持つ見込み客が検索するようなキーワードに選定することを心がけましょう。
ちなみに、「来てほしいお客さんが検索するようなキーワード」といいましたが、だからといって会社名や店舗名にするのは得策ではありません。
もちろん来てほしいお客さんが検索するようなキーワードではありますが、それでは会社名や店舗名を知らない人は絶対に検索
しないので、顧客の新規獲得はありえません。
そうではなく、「エリア名+業態(またはサービス名)」)などというキーワードで勝負しましょう。
SEO上だけでなく、実際のライバルも近くにある他の同業者のはずです。
このように、実際のライバルからキーワードを選定するのもよいでしょう。
「では、社名や店舗名で調べたい人はほおっておくのか?」と思われた方もいるかもしれませんが、それには心配及びません。
そもそも、社名や店舗名というキーワードには、ライバルがいないので、あなたのホームページが必然的に上位表示されるはずです。
全国には同じ社名や店舗名が他にもあるかもしれませんが、同じエリアにあることは珍しいでしょう。
「社名や店舗名+エリア名」検索すればあなたのホームページが上位表示するはずです。