ホームページは、ただ作成しただけでは、ほとんど誰にも見てもらうことはできないので、新しくホームページを作成したときは、何らかの宣伝活動を行う必要があります。
私のクライアントの福岡の人材派遣会社で、ホームページの宣伝活動を上手に行うことにより、大幅な経費削減に成功している企業があります。
その会社は、もともとはホームページを使わずに、求人情報誌を駅構内やコンビニエンスストアなどで無料配布するという方法で求人を行ってたのですが、その方法だけでは全国展開をしている資本力のある大企業には太刀打ちできないと判断し、毎月約5万部、無料配布していた求人情報誌の発行をストップしました。
そして、その分の浮いた経費で、新しく作成した求人用ホームページの宣伝活動に力を入れることに努めるようにしたのです。
求人用ホームページを作成した当初は、まずは多くの人に、そのホームページの存在を知ってもらわなければいけないので、A5サイズ1枚のチラシにホームページのURLや概要を掲載して、それを約5万部、ポスティングや街頭配布を行うなどの宣伝活動を行いました。
それまでは、求人情報誌の印刷費用だけでも毎月250万円以上かかっていたのが、A5サイズ1
枚のチラシは、5万部印刷しても費用は10万円もかからないので、それだけでもかなりの経費削減になりました。
そして、そこで浮いた経費を求人用ホームページから就職が決まった人への就職祝い金に充てることにより、ホームページ経由での求人募集率を高める工夫をしたところ、求人情報誌を無料配布していたときよりも、2倍以上の問い合わせが入るようになりました。
現在は、ポスティングや街頭配布の回数を減らし、その分をインターネット上での宣伝活動に経費や労力を注ぐことで、さらなるアクセス増加に励んでいます。
インターネット上でホームページの宣伝が行える媒体は、さまざまですが、もっとも効果のある媒体は、検索サイトといえるでしょう。
それを裏付けるのが、Yahoo!JAPAN(以下ヤフー)が2008年10月に行ったインターネット利用者アンケートです。
この中に「どのような情報源からホームページをお知りになっていますか」というアンケート結果では、「インターネットの検索サービス」という回答が1位にランクインしました。
このアンケート結果から、多くの人がヤフーやGoogle(以下グーグル)のような検索サイトで目当てのホームページを探しているということがわかります。
また、「あなたがウェブサイトを利用する主な目的は何ですか」というアンケート結果では、「商品を購入、検索するため」という理由が上位にランクインしています。
このアンケート結果からもわかるように、インターネットが一般的なものとして普及した今、何か商品を購入したり、サービスを申し込むときに、多くの人はヤフーやグーグルのような検索サイトで目当てのホームページを探しています。
ひとことで検索サイトといっても、さまざまなサイトがあります。
その中でも日本の検索サイトのシェアの8割以上がヤフーとグーグルの2つで占められているというデータが数多くの調査機関から出ています。
つまり、より多くの人に自分のホームページを見てもらうためには、ヤフーとグーグルにいかにして自分のホームページを見つけてもらうか、ということを考えなければいけません。